レポート

公開日：2017/06/09

QRコード復権時代に備えよ！


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Appleの開発者向け会議WWDC 2017が先日開催されました。
このイベントは開発者向けということもあり、一般には関係のないイベントのように思っている方も多いと思います。
いつもの事ですが、賑やかな機能の発表に隠れて地味ですがとっても重要な機能のアップデートあり！なんてことをAppleはやってくれます。
今回もVR機能や新しいiMac、iPadの影に隠れて「QRコード読み取り機能」のアップデートが追加されているようなんです。

だからどうした？と無関心を装う前に

興味がないで切り捨てることができるくらい、肝が座っていれば問題ありません。でも、無関心を装う前にチョットだけ以下の数字をみてください。

参照元：2017年第1四半期 国内携帯電話・スマートフォン市場実績値を発表

IDC Japanによるスマートフォン市場実績値調査の結果をみてもわかるように、50%はiPhone・・・つまりはiOSを使っているということになります。
そしてほぼすべてのiPhoneユーザーの行動様式が変わるとしたら・・・あなたそれでも無関心でいられますか？

QRコード読み取り機能で変わる行動様式

WWDC 2017の後、新しい技術に興味のある技術者が、開発者向けのベータ版の様子をtwitterなどでつぶやいています。
開発者の一人 Dayton Lowellさんのツイートより、

Androidの場合ははじめからQRコード関連のアプリがついていたり、カメラ機能に搭載されていたりで、この点ではiPhoneは劣ってましたね。Androidユーザーにはさほど驚きはなく、むしろ普通すぎて気がつかないと思います。
これまで、iPhoneでQRコードを読み取るのはとても面倒で、わざわざAppsにアクセスしてアプリをインストールしなくてはなりません。
インストール以前に、使えるアプリを探す手間もあったり、実際にダウンロードしても読み取れないアプリもあったりと、とても煩わしい状態でした。
使えるひとには、ほんのちょっとの手間なんでしょうけど、人間ほんのちょっとな手間でも嫌がる心理が働くもので、QRコードなんて煩わしい・・・使いたくない・・・ということでiPhoneユーザーにQRコードを使わせるというのはとても難しいことだったんです。




写真を撮る気軽さと同等

煩わしいという割には日本での知名度は高く、LINEのお友達に追加機能もQRコードですし、そもそも日本発のものなので携帯電話時代から頻繁に利用されている、おなじみの機能でもあります。おなじみということで、QRコードって何？という疑問は今はほとんど起こらないと考えてよいでしょう。
それが今度のアップデートでカメラの機能に加えられる・・・。
写真を撮るのが気軽になった今では、カメラを向けることになんら抵抗はありません。
そう考えると、QRコードがあったらついスキャンしちゃう・・・そんな状況になってもおかしくないですよね？
お行儀はよくないですが、街の至る所でスキャンしている姿をみれば、いつも間にかそれが日常の風景になります。

あくまでも想像でしかないのですが、そう考えると今までよりもさらに積極的に活用するシーンが想像できませんか？
ウェブサイトに誘導でもいいでしょう。
広告を流しても良いかもしれません。
いままであった機能ではありますが、それが日常なっていく過程の段階が一番攻め時だと考えます。
iOS11のリリースは今秋正式リリースです。
それまでに、何か仕込むまで、まだ時間はあります。
いまから是非対策に乗り出しましょう！

ひとまず！ウェブサイトがない方はまずはそこからですね・・・(苦笑)